【ハードオフ】ジャンクパーツで古いPCを大復活【グラボ編】
今回は家で置物と化していたWindows vista機の復活企画という事でグラボを増設してみました!
目指せゲーミングPC!といきたいところですが、LGA775マザーボードでは限界もありますし費用対効果としても些か疑問もあるので、Windows10が動作して、YouTubeなど普通にネットブラウジングが出来ればOKという基準でカスタムしています。
ちなみに使用してるパーツは基本的にじゃんぱらやハードオフの中古品やジャンクパーツで組んでいます。
◼︎グラボとは?
グラボとはグラフィックボードの略です。ビデオカードなどと言ったりもします。
通常はマザーボードに最初から組み込まれているオンボードのグラフィックを使用しますが、あくまでネットブラウジングが出来ればいいという程度の性能で、ゲームや映像編集をしたい場合は追加のグラフィックボードが必要になってきます。
また古いローエンドモデルのPCだとVGA出力のみでHDMI出力が無かったりマルチモニターに対応していなかったり何かと不便な場合もあるのでこちらもグラボの増設で解決出来ます。
◼︎ASUS Geforce GT640 DDR3 2GB
LGA775のマザーボードなので現在主流のPCI Express端子での接続ですが、最新のグラボを搭載してもCPUなどその他のパーツがボトルネックになって性能を活かしきれないので、ソコソコの性能のグラボをソコソコのお値段でという事で、今回は中古PCパーツショップじゃんぱらで中古のASUS製 Geforce GT640を買ってきました。
箱、取説、ドライバーCD-ROM付きの完品でお値段2900円となかなかお手頃でした。
GT640の位置付けとしてはWindows7〜8世代の頃に発売されたエントリーモデルのグラボです。
エントリーモデルなので消費電力が少なく補助電源が不要な代わりに性能もソコソコといった具合ですが、出力がそれぞれHDMI/DVI×2/VGA搭載の4画面マルチ出力に対応していたり当時の新鋭機能搭載のモデルのようです。
自分はPCゲームなどはやらないのですが、あと数年使える延命目的のスペックアップなので必要十分ということでこの機種を選びました。
◼︎グラボ取り付け
まずはPCケースを開けていきます。この時必ず電源コードを抜いて作業してください。感電やパーツ破損の原因となります。
画像の黒いパーツ部分がこのマザーボードのPCI Expressというスロットで主にグラボ増設用のスロットになります。
自作PCや増設など一見難しそうですが、PCパーツは基本的に対応するスロット、ソケットの形がそれぞれ異なるのでマザーとパーツの端子を見比べればどこに刺さるのかわかると思います。
しっかりと固定できている事を確認したらディスプレイにつないで電源投入してみます。
お使いのPCによってはBIOSで出力先を変更しないと使えない場合もありますが、今回はポン付けで認識してくれました。
◼︎ドライバーインストール
付属のCD-ROMを読み込んでドライバーのインストールを行います。
付属のドライバーは発売当時のVer.なのでインストールついでに最新のものにアップデートするのをオススメします。
中古などCD-ROMが付属していない場合はメーカーのHPからダウンロード出来ますが、あまりにモデルが古いとWindows10だと対応してないない場合もあるので事前に確かめておくといいでしょう。
◼︎スペック確認
さてグラボのセットアップが終了してどのくらいスペックアップしたのか確かめたいところですが、Windows8からエクスペリエンスインデックスが無くなってしまいました。
正直そこまで参考になるというわけでもないのですが手軽にパソコンのスペックが確認出来るので重宝していました。
ただWindows10でもGUIが実装されてないだけで確認する事自体は出来ます。
細かい説明は割愛しますがコマンドプロンプト
を立ち上げて「Get-CimInstance Win32_WinSat」を実行してやると見にくいですが確認可能です。
2段目の「D3DScore」のスコアは現状のWindows10では検出されないので9.9と最高値が表示されているので無視します。
4段目の「GraphicScore」は7.4という結果ですのでYouTubeを見たり普通に使用する分には十分でしょう。
◼︎ベンチマーク
一応、PCゲームのベンチマークも試しにとってみました。
今回は最近のゲームの中では比較的軽いと言われているDQ Xのベンチマークソフトです。
PCの主な構成は
【CPU】core2duo 6400
【RAM】4GB
【Graphic】ASUS Geforce GT640 DDR3 2GB
ゲームの設定は「標準画質」で解像度は「1280×720」で計測します。
10年前のVista世代の機種でも「快適」との結果が得られました。
PCゲームはCPUパワーにも依存するので一概にグラボだけの性能を示す指標にはなりませんが、これだけ古いPCでもカスタム次第で最新ゲームも動作するという事は確認出来たのではないでしょうか。
今回のカスタムレビューは以上です。
みなさんも自宅に眠っている古いPCをカスタムしてゲーミングPCにしたり、あと数年は使えるよう延命してみてはいかがでしょうか?