【FreeDL】Native Instruments Massive Presets【DAW】
この界隈というかNative Instruments Massiveのプリセット界では結構有名なPulse氏の500を超える超大型プリセット集です。(Kriliunに改名したみたいです)
500+ FREE NI Massive Presets - Made By Pulse [Dubstep, Trap, Drum and Bass, Electro] - YouTube
(概要欄にDLリンクあり)
これは2015年の物で2013〜2015年くらいのzomboyやskrillexっぽい感じで2017年現在のトレンドからすると少し古臭い感も否めませんが、個人的に初めてDLしたmassiveのプリセットという事で紹介させて頂きます。
内容的にはdubstep/trap系の割と尖った個性の強いサウンドが多いので、正直そのままだとアクが強過ぎて使いにくいと感じるかも知れません。
ただ、massiveで多少の音作りが出来る人なら文字通りプリセットとして自分好みにアレンジして使うのが良いでしょう。
ただ数が500と膨大であまりジャンル分けもされない上にタイトルで音が想像しずらいものも多々あるので、自分好みのサウンドをピックアップして別フォルダにわけるのもいいかもしれません。
同じ作者で今年リリースされた物だとコチラ
119 FREE NI Massive Presets - Made By Krilium [Dubstep, Drumstep, Drum and Bass, Electro] - YouTube
(概要欄にDLリンクあり)
こちらは最近でいうとhybrid trapっぽい最新のサウンドイメージですね。こちらも合わせてどうぞ。
その他にもYouTubeで「massive free presets」と検索するとDLフリーのものや、製品のサンプルとして一部フリーでDL出来るものなど数多く見つける事が出来るので好みのサウンドを探してみてください。
※本記事はレビューでありDLリンク先ファイルの安全を保証するものではありません。ご自身の判断でご利用ください。
【コスパ最強】PHILIPS/SHE9710【イヤフォン】
コスパ最強イヤフォンとして超定番のイヤフォンPHILIPS SHE9710通称「97(キューナナ)」を購入して2年ほど経つのですが今更レビューしてみます。
残念ながら既に生産完了品となりますが後継機のSHE9720が発売されてますので参考までに。
◼︎メーカー
◼︎価格
1,980円(価格.com調べ)
◼︎付属品
イヤーキャップ3サイズ
収納ポーチ
取扱説明書
ズボラな性格なのでイヤフォンをクシャクシャっとまとめてカバンにポーンと放り込んでしまうので、すぐにイヤフォンを断線させちゃうんですよね…
でもワイヤレスは充充電するの忘れてそうってか充電するの面倒くさくなって使わなくなりそうだし…
かといって断線しても諦められるくらいの安物は音質がなぁーとか我ながらワガママですね…
そんな時、ネットのレビューを見てたらあるじゃないですか安くて音質も抜群というイヤフォンが!
「そんなうまい話あるわけ…」
と半信半疑aka騙されたと思って買って見ました。
まず外観はプラスティック製なので正直なところ値段なりのチープさすが、PHILIPSのロゴはシンプルイズベストな感じで嫌いじゃないです。
そして肝心な「音」はと言うと…
何これ!?
ホントに1,980円!?
ビックリしました。今まで何千円もかけてイヤフォンを買ってたのは何だったのか…
「連邦のイヤフォンは化け物か!」
と、シャア少佐も言ったとか言わなかったとか(適当)
ネットのレビューを見てかなり期待してはいましたがここまでとは…
過去にSONYやaudio-technicaの1万円程度のミドルクラスの価格帯に位置するイヤフォンも数多く試して来ましたが、それに匹敵すると言っても過言ではないクオリティです。
プラスティック製なので高級イヤフォンで使用される金属ボディほどシャキッとしたクリアな音の分離感はありませんが、同価格帯ではダントツ。なんならワンランク上の5,000〜1万円程度のイヤフォンと比較しても遜色ないレベルです。
個人的に僕は左右の耳で穴のサイズが若干違うのでSサイズとMサイズのイヤーキャップを使い分けてます。イヤフォンのポテンシャルを十分発揮するにはフィット感が大切ですのでS/M/Lと3サイズ付属しているのは嬉しいですね。
あと中々カッコイイ専用ポーチもこの価格帯ではかなりお買い得!
ハッキリ言って音響機器は値段=音質というのが常識ですが、これはその常識を覆すポテンシャルを持ってます。
素人耳で恐縮ですが音質を★五段階で評価してみます。
◼︎高音★★★☆☆
低価格帯のイヤフォンにありがちな派手さを出すためのシャリシャリと耳が痛い感じはありません。かといって抜けが悪いという事も無く自然な鳴りです。
◼︎中音★★★★☆
ボーカルが埋もれる事無く広い音像。とても伸びやかです。ピアノなど高音から中低音まで音域が広い楽器もクリアに鳴ります。
◼︎低音★★★☆☆
ベースやキックなど過剰に出る事もがボヤける事も無くタイト。下手な安物ヘッドフォンよりもしっかりと鳴らしてくれる。厚みのあるボリューミーなベースは完全に鳴らしきれてはいないが、それでも精一杯に響かせてくれている。
◼︎総評
2万、3万とする超高級イヤフォンと同等とは流石にいきませんが、5,000円〜10,000円くらいのイヤフォンに匹敵するクオリティ!箱書きによるとロック、ポップス、R&B、JAZZにオススメとの事ですがEDMやhip-hopなどダンスミュージックも十分に鳴らして出来ます。
一言で言うと「バランスが良い」と言いましょうか。下手に5,000円くらいのイヤフォンやヘッドフォンを買うくらいならSHE9710買った方が確実に満足出来ると思います。
なんせ1,980円ですから断線しても気軽に買い換えられる消耗品として考えるとコスパ最高だと思います。
e☆イヤフォン様はレビューも多くスタッフさんの製品紹介も丁寧なのでイヤフォン探しにオススメです。
【DVDドライブ】IO DATA/DVRP-UT8LK【レビュー】
現在、MacBook Pro(Retina 13inch.Early2015)を使用しているのですがAppleがクラウド化を推進してる弊害で光学ドライブが搭載されてないんですね。
iTunes/Apple Musicなど音楽も映画もオンラインストリーミングでカバー出来るので不要になりつつあるのは時代の流れですかね。
ただ、個人的にはCDを焼いたり、データ販売していないCDを取り込んだり、DVDを見たりとまだまだ光学ドライブは欠かせない存在というわけで外付けDVDドライブを購入しました。
ちなみに外付けDVDドライブを購入するのは2台目で過去には林檎派という秋葉原のApple製品専門店の秋葉館というお店のプライベートブランド製品を使用してたのですが、クラブに持ち込んだりと結構ハードな使い方をしていたので1年余りで故障してしまいました。
光学ドライブとHDDは構造上消耗品の側面もあるので仕方ないですね。
秋葉館は中古Apple製品を数多く取り扱う専門店でMacの買取販売の他にも旧型MacをSSDに換装するカスタムパーツや購入したパーツの組み込みもしてくれるお店です。
Mac専門店 秋葉館.com|Apple・Mac本体・周辺機器・パーツ
林檎派の商品はアルミボディでMac製品と見た目の統一感がありスロットインな所も気に入ってたのですが、今回は出先で急に必要になった事もあり違うメーカーの物を購入しました。
Blu-rayは今のところ必要無かったのでCD/DVDの読み込み書き込みが出来れば特に拘りは無かったのと、値段重視で聞き馴染みのあるメーカーであるIO DATAの製品を購入しました。
◼︎メーカー名
I-O DATA
◼︎型番
DVRP-UT8LK
◼︎価格
2,858円(価格.com調べ)
◼︎付属品
本体
USBケーブル
説明書
購入した色はピアノブラックでツヤがありパッと見は高級感がありますが作りは値段なりと言った感じです。
Mac OS純正のライティングソフトに対応しているのでドライバーのダウンロードなど必要なく付属のUSBケーブルを挿すとすぐに使えました。
別売りアダプターでコンセントからの電源供給も可能ですが、バス稼働で特に電力不足は感じませんでした。
僕は使用する予定はありませんが動画編集ソフトの「LoiLoScope2」というソフトの30日間トライアル版がダウンロード出来るようです。
製品版購入時に優待もあるようなのでホームビデオの編集などを考えてる人には魅力的かも知れませんね。
若干気になるポイントとして本体カバーがプラスチック製なので強く押すと少したわむ感じがあり、クラブに持ち込んだりとハードに運用する僕はちょっと不安なので汎用のソフトケースなど用意した方がいいかなと思いました。
(画像はイメージです)
定価はもうちょっとしますが大手電機屋さんの店頭価格は価格.comとほぼ同じくらいでした。
【ヘッドフォン】DJ用ヘッドフォン購入レビュー【beats mixr】
beats by dr.dre(以下beats)のDJ用ヘッドフォン「mixr」を購入したのでレビューしてみたいと思います。
実はこちら既に生産終了モデルなのですが、思った以上に使い勝手が良かったので、ショップ在庫が無くなる前に是非オススメしたいと思いレビューします。
◼︎本体価格
25,000〜28,000円
◼︎付属品
化粧箱
専用ポーチ
カールケーブル
ストレートケーブル
標準ステレオ変換プラグ
ウエス
ステッカー
保証書
取扱説明書
このbeats mixrはEDM界の超有名DJ/producerのDavid Guetta監修で「コンパクトなDJ用ヘッドフォン」という触れ込みの製品のです。
一般的なDJ用ヘッドフォンは大音量と頑丈さを求められる為、サイズが大きく重い傾向にありますが、このmixrは最初手に取った時に「本当にDJ用として使えるの?」と疑問に思ったほどコンパクトで軽いです。
実際に装着した感想は、コンセプト通り軽くてコンパクトなので長時間のDJでも邪魔にならずストレスが非常に少ないです。
DJ用ヘッドフォンとしてある意味一番肝心な音量ですが、このコンパクトさで一般的なDJ用ヘッドフォンに負けず劣らずの大音量を実現しています。
音質面もbeatsらしい非常にパワフルで粒立ちの良い出音は「モニターしやすい」と感じました。よくネットのレビューで言われるような「過剰な低音」という印象はそれほど受けません。
むしろ、大音量のDJブース内でもモニターしやすいよう適切にチューニングされており、まさしく「DJがDJの為に作ったDJ用ヘッドフォン」という印象です。
専用ポーチが付属しているのも嬉しいポイント。パソコンやインターフェースと一緒にバッグに入れても安心ですね。(折りたたむと非常にコンパクトです)
脱着式のコードは一般的なミニプラグなので社外品や自作の物に付け替えても楽しいかも知れません。
個人的な使い方ですが、右側の耳でモニターする事が多い僕は、左のアームを1/4ほど折りたたんで使うので、左右どちらのジャックに挿しても使えるのが便利なポイントでした。
ちなみに使ってない方のジャックに別のヘッドフォンを挿してモニターする事も出来るそうなのでB2Bなど2人でDJする時に役立ちそうですね。
あと個人的に試す機会がありませんがカップルで一緒に同じ曲を聴けますね!(怒気)
そして何気に嬉しいのがこの見るからに高そうな化粧箱(小並感)
中箱に至るまで洗練されたデザインで非常に高級感があり、僕のような庶民は「買ったぞ!」という所有欲が満たされる感じがします(実際、標準的なDJヘッドフォンの倍近い値段です)
最後に僕がDJ用ヘッドフォンとして大切だと思うポイントを★5段階で評価してみました!
◼︎音量★★★☆☆
DJ用として肝心な音量は他のDJ用ヘッドフォンと比べても遜色なくパワフルで必要十分な音量。締め付けもやや強めなので、しっかりとモニター出来てプレイ中にずり落ちる心配も無し。
◼︎音質★★☆☆☆
抜けの良い高温に、ぼやけず締まった低音。クラブの大音量の中でも聴き取りやすい。
所謂「ドンシャリ」ではあるがトータルのバランスは決して悪くない。スタジオモニターには及ばないが、DJ用としては必要十分な解像度。
◼︎デザイン★★★★☆
軽くコンパクトでDJ中に邪魔にならない。外観はスタイリッシュで高級感がある。オープンイヤー型ですが音漏れは意外と少なく自宅からクラブへの移動中にiPhoneで曲をチェックするなどタウンユースにも対応。
◼︎総評★★★★☆
個人的に何より「コンパクト」である事、次に「DJプレイに耐えうる音量、音質」を求めていたのでbeats mixrは最適な選択だっと非常に満足しています。
既に生産が終わっている製品でショップ在庫限りとなってしまいますので是非お早めに!
あと、中古PCショップや音響専門店などでチョロチョロと中古品も出回っていますがヘッドフォンは消耗品でもあるので視聴が出来る実店舗での購入をオススメします!
iZotope「Ozone imager」が期間限定でFree DL!
iZotopeのマスタリングプラグイン「Ozone 7」の中からステレオイメージャー「Ozone imager」が簡易版ではありますが期間限定でFREE DLになってます!!!
ステレオイメージャーとは簡単に言えばオーディオにステレオ感を与えるプラグインで別名ステレオエンハンサーとも言います。
DAWで作曲に使う場合はサンプリングしたオーディオサンプルはもちろん、自分で打ち込んだピアノやプラスなど生楽器のパートにステレオ感を付与する事で、空間的な広がりを持たせて「生っぽく」してくれる便利なプラグインです。
音楽だけでなくテレビや映画、アニメの録音スタジオなど、ありとあらゆる音を扱う現場で使用されているミックス、マスタリングには欠かせないプラグインです。
こちらからDL出来ます↓
https://www.izotope.com/en/products/master-and-deliver/ozone-imager.html
もちろんwin/mac両対応です。
インストール自体は保存ファイルを指定したり変更する必要も無く、適当に進んでいけばDAW内のプラグイン一覧へ勝手に追加されるので難しい所は特にありませんでした。
ひとつ注意なのがデモモードを解除するには無料のユーザー登録が必要になります。
英語サイトではありますが適当に進んで問題ありませんし、不安であればブラウザの自動翻訳をかければ誰でもわかるレベルなので心配無用です。
ユーザー登録が終わるとアクティベート(認証用)のシリアルコードがメールが送られてくるので、DAW上でOzone imagerを起動してシリアルコードを打ち込んでアクティベートが完了するとデモモードが解除されます。
早速、CubaseとMaschineにインサートして試してみましたが音像が崩れることなく自然にステレオ感が増して非常にイイ感じです!
それにしてもiZotope社の超人気プラグインが簡易版とはいえ無料なんて超太っ腹ですね!
既に他社のステレオイメージャーを使ってるユーザーも無料ですのでこの機会に試してみてください!
https://www.izotope.com/en/products/master-and-deliver/ozone-imager.html
【映画レビュー】「VANILLA SKY」【ネタバレ】
トムクルーズ主演で公開当時アカデミー賞大本命!なんて宣伝されてましたが、実際はポールマッカートニーの主題歌がノミネートされただけでした。
雰囲気としては同じくトムクルーズ主演のアイズワイドシャットに近い官能的でありつつサスペンス/ミステリー的な要素もある映画です。
どちらも若い女の子やカップルが喜ぶような恋愛映画では無いのでご注意を。
総合点数80点。
欠点やツッコミ所も多い映画ですがトムクルーズは好きですし、なにより助演のペネロペルクスが超超超最高なのでちょっと甘めの採点です。
途中から完全なネタバレ含みますのでご注意ください。
冒頭のシーンは精神科医が面会室で被告であるデヴィット(トムクルーズ)に逮捕されるに至った事件の内容を聞き出すという形でストーリーが展開します。
主人公は出版社の社長である父親のが逝去して跡を継いだ二代目社長のデヴィット。
若くして地位も名誉も手に入れたデヴィットは自分の誕生日パーティーで自社の売れっ子小説家のブライアンがナンパして来たソフィア(ペネロペクルス)という女性に一目惚れします。
しかし、ルックスもよくお金あり高級車を何台も乗り回す相当なプレイボールであるデヴィットにはセフレのジュリー(キャメロンディアス)がいます。
ジュリーはちょっと痛いというか、メンヘラ気質というかデヴィット的には「たまに寝る友達」ですが彼女は本気のようです。
その日も招待していないのに勝手に誕生日パーティーに忍び込んだジュリーを疎ましく思ったデヴィットはあろうことかソフィアに「ストーカーが来てる。追い払いたいからイイ雰囲気になってるフリをしてくれ!」と頼みます(この男本当に最低ですね)
しぶしぶ承諾したソフィアと自分の誕生日パーティーを抜け出したデヴィット(とんでもない奴です)は彼女を送っていくと言ってちゃっかりアパートに上がり込みます。さすがプレイボーイ中々のやり手です。
ソフィアの部屋は大金持ちのデヴィットの部屋とはかけ離れた庶民的な部屋ですが、ダンサーを目指して田舎から都会に出てきたソフィアは夢と活力に満ちていて、普段自分の周りには会社を乗っ取ろうとする取締役陣や財産目当てに近づいてくる女性ばかりに囲まれているデヴィットには素朴で飾らない素朴な女性であるソフィアがますます好きになってしまいます。
このペネロペクルス演じるソフィアが本当に最高なんです。
明るくて慈愛に満ちていて、なおかつ芯のある自立したまさに男の理想といった感じの女性です。僕は見ていて完全にソフィアが大好きになりました(笑)
このソフィアが本当に魅力的だから人としては最低クソ野郎のデヴィットでも見てる男性は感情移入出来るんですね。
ペネロペルクス凄いイイ演技してます!
ソフィアの部屋でお互いの似顔絵を描くことになるシーンがあるのですが、デヴィットの描いた絵はとても繊細なんです。
一見、世間知らずで傲慢でプレイボールなデヴィットですがちゃんと繊細で綺麗な心も持ってるというのを表しているシーンですね。
【ここから先ストーリーの根幹に関わるネタバレ含んでくるので閲覧注意です】
そしてソフィアの家を出たデヴィットの前に車でジュリーが現れます。後を付けて来てたんですね。しかも朝まで待ってたんですね。怖いぞジュリー!
ジュリー役のキャメロンディアスもいい演技してるんですよ。めんどくさい痛い女って感じで。
そして最低クソ野郎のデヴィットは乗らなきゃいいのにジュリーの車に乗っちゃうんですね。さっきまでソフィアの部屋にいたのに。こいつ本当に最低ですよ(笑)
そして案の定、車内で口論になりジュリーは猛スピードで信号無視を続け無理心中を図るんですね。ジュリーはガチメンヘラでした。
デヴィットなんとか一命は取り留めたものの顔に大怪我を負ってハンサムだったルックスは見る影もありません。
醜くなった顔で人前に出ることが怖くなったデヴィットは塞ぎ込んでしまいます。
事故の後遺症もあって幻覚を見るようになります。次第に現実と幻覚、現実と夢の境が曖昧になっていきます。
そして完全に鬱状態になってしまったデヴィットですが、なんとか勇気を出してソフィアをデートに誘います。ソフィアは快諾します。ソフィアは事故で醜くなった自分の顔も受け入れてくれたんですね。ソフィアほんとにいい子や…。
しかし、顔の怪我で自信を失ったデヴィットはソフィアや親友のブライアンの言葉ひとつひとつが素直に受け取れません。全て悪い方、悪い方に捉えてしまうんですね。
これにはソフィアやブライアンもガッカリしてだんだん険悪なムードになります。
怪我をして変わったのは顔じゃないなく中身だ!俺たちは顔の事なんて気にしない!俺たち友達だろ?デヴィットはデヴィットだろ!?と訴えますが、その親友の言葉すら今のデヴィットには届きません。
ベロベロに酔っ払ったデヴィットに呆れてソフィアも涙ぐんで逃げるように帰ってしまいます。ブライアンも残念そうにその場を後にします。
デヴィットは友達と喧嘩になったのも、好きな女の子と上手くいかないのも、全部顔の傷のせいだとますます思い込みます。
そしてそのまま酔いつぶれて路上で寝てしまったデヴィットを朝方ソフィアが迎えに来てくれました。
「ほんとうに仕方のない人ね!」なんて言いながらデヴィットを抱き起こして受け入れてくれます。溢れる母性!まさしく男の理想!
2人の生活がスタートしたそんな時、外国から来た整形外科のプロである医者の新しい手術方法によって担当医からも不可能だと言われ諦めていた顔の傷は綺麗さっぱり元どおりになりました。
これで何もかも元どおり!最高!と思ったデヴィットですが事故の後遺症で夢と現実が曖昧な症状が続きます。自分の見てる世界が本当かどうか信じられなくなって来ました。
するとある時、ソフィアの顔が事故で死んだはずのジュリーになっているんですね。
驚いたデヴィットは縛り上げて警察を呼びましたが、逆に暴行罪で自分が逮捕されそうになります。
警察と弁護士が言うにはデヴィットが暴行したのは紛れもなくソフィアでジュリーじゃない。デヴィットがソフィアがジュリーに成り代わってると言っても罪を逃れたい一心でデヴィットが狂言をしているのだと半ば呆れ気味に取り合おうとしてくれません。
でも確かにあれはジュリーだったんだと。自分の頭はおかしくなってしまったのか?事故の後遺症なのか?デヴィットは自分が信じられなくなってしまいました。
親友のブライアンもソフィアを暴行して死んだはずのジュリーだと意味不明な事を言うデヴィットに呆れて絶交を言い渡します。
デヴィットは唯一の親友と最愛の彼女を同時に失い自分自信も信じられなくなりまた精神的に不安定になります。
しかし、ソフィアの事がが諦められないデヴィットはソフィアの家に行きます。するとそこには自分の知ってるソフィアの姿がありました。
ソフィアはデヴィットを許しまた2人の幸せな生活をスタートしました。男を許す女…ここでもソフィアは男の望む完璧な女性です。
しかし、幸せな時間も束の間、なんもまたソフィアがジュリーに成り代わっています。頭が混乱して精神錯乱に陥ったデヴィットはソフィアをジュリーだと思い込んでついに殺してしまいます。
と、ここまでは冒頭から精神科医が刑務所の面会室でデヴィットから過去の事件の顛末を聞き出すというていできましたが、ここからやっと現在の時間軸のストーリーがスタートします。
たしかにデヴィットが嘘をついているようには思えないが、ソフィアとジュリーが入れ替わったなど言ってる事は無茶苦茶です。
心神喪失者と認定されれば刑が減刑されるのですが、もしかしたら詐病の恐れもある。精神科医は悩みます。
すると「アリィ」という名前をデヴィットは寝言で言っていると看守からの報告書を精神科医は気に止めました。アリィとは何者なのか?デヴィットは知らないと答えます。
誰も信じられない、自分も信じられないデヴィットは自暴自棄になって精神科医の言葉を茶化したりまともに質問に答えようとしません。諦めた精神科医が帰ろうとしたその時、看守室に写っていたテレビCMの会社名が「ALI」。
そう、寝言で言っていた「アリィ」とはこのCMの会社の頭文字を取って繋げた通称だったのです。
その会社は不治の病の人で亡くなった人の遺体を超低温保存して医療技術が進歩した未来で蘇生させてくれるという怪しいサービスをしている会社でした。
この会社を調べれば自分の夢と現実がゴチャゴチャになった原因も、それによって逮捕された原因もわかるのではないか?と考えた精神科医とデヴィットは警察の監視の元にこの会社を訪れます。
すると会社の担当者はこのサービスほ売りは冷凍保存だけではなく、冷凍保存で死んでいる間に自分の思い通りの夢が見られるサービスだと言います。
そして物語は急展開、実は既にデヴィットは死んでいて、ここまで語られて来たストーリーも逮捕されて精神科医と今ここにいるのも全部冷凍保存中にデヴィットが見ている夢であると、このデヴィットの夢の担当者は言うのです。
本来は望むままの幸せな夢が見れるはずですが、生前精神的に不安定だったデヴィットの深層心理が影響して見ている悪夢なのだと。
デヴィットは事故で醜くなった顔の傷を悲観して冷凍保存され医療が発達した未来に蘇生する事を選んだのだと物語の真実が明かされます。
まぁ中々のトンデモ展開です(笑)
そして、デヴィットが冷凍保存されてからもう100年たっていると。医療は発達して顔の傷も治りますよと。
ただ、100年たってるのでソフィアも親友のブライアンも現実であるこの世にもういないし、ソフィアと付き合ってたのはデヴィットの希望を元にして作られた夢だから本当は付き合ってないよ。あの日、酔いつぶれて路上で寝込んで起きた時にソフィアはそこにいなくて、その日以降は勝手な妄想ですよと。何ならあの日以来ソフィアとは二度と会ってないですと。
よって逮捕されたのも悪夢で現実ではないわけです。
ソフィアが忘れられなければ、もう一度悪夢の記憶をリセットして夢の中でソフィアと永遠に幸せに暮らしてもいいし、夢からさめて100年後の未来の現実世界に蘇生するのどっちにする?選べるよ?と言われたデヴィットが最後に選んだ選択は…?
というのが大まかなストーリーです。
いやはや途中まではサスペンスかと思って見てたら最後の最後で夢オチ&SFトンデモ展開(笑)ひどい映画です(笑)
ただ、確かに奇想天外なストーリーではあるんですけど、ストーリー展開の無茶さを納得させるだけ物語にに引き込む俳優陣の演技で夢オチエンドもそこまでガッカリとは感じないかと思いました。
特にソフィアを演じるペネロペクルス本当に最高にかわいかったです!
そのソフィアが徹底的に男の理想的な振る舞いをするのもデヴィットの夢の中の願望だからなんですねー。悪夢だからソフィア殺して逮捕までされちゃったと。
本格的なサスペンスでもミステリでも無いので夢オチエンドはダメってわけじゃないですけど、途中まではそう見せてる所がキモといえばキモですし反則と言えば反則…(笑)
ただ、些細な事なんですが気になったのは死んで冷凍保存されてる時に夢って見るの?
てか、それってどちらかと言うとSFとかで何百年もかけて星間移動する時とに出てくるコールドスリープじゃね?ってとこですね(笑)
あとそもそも冷凍されて蘇生されるまで本人的には一瞬の出来事なんだから夢見る必要ある?みたいな(笑)
まぁ欠点の無い完璧な映画ではありませんが、男性陣には男の理想を全部詰め込んだ女を見事に演じるペネロペルクルスを見てキュンキュンするだけでもオススメです。
トムクルーズとキャメロンディアス共演で言えば「ナイト&デイ」もオススメです。
ミッションインポッシブルのパロディ的なコメディ寄りのアクション映画なんですがコミカルな演技のトムクルーズ良い味出してます。